夫からのクリスマスプレゼント②

私達は結婚して3か月の新婚だった事もあり、夫の仕事は急に忙しくなったわけでなく元から休みなどない仕事だった。

「それはないと思います。新婚ですし、仕事も前から忙しいので」

すると更に返信がきた。

「そうだといいのですが、男の人が急に変わるのは女の影響しかないのも事実です。何か思い当たる事はありませんか?」

そんな事は考えた事もなかったので、夫について何か変わった事がないかと聞かれてもすぐには思う事がなかった。

「特にないと思います」

「そうですか、それなら本当にお仕事が忙しいのかもしれませんね。でもあなたの誕生日を忘れる程とは・・・。あまり我慢しないで言いたい事は言った方がいいですよ」

時計を見ると2時近くになっていた。

私はいつもなら仕事も早く、夫のお弁当を作る為、夜更かしせずに0時には寝ていた。

だから夫がいつも何時に帰宅しているか把握してなかった。

明日も仕事だが、誕生日を忘れられた文句の一つでも言ってやろうと思い、この日は夫の帰りを待つ事にした。

しかし、2時を回っても帰宅しなかった。

いつもなら我慢してひたすら待つのだが、この日は我慢の限界だったのと酔っぱらった勢いで夫に電話した。

すると携帯は繋がらず電波がないのか電源が切られている状態だった。

仕事の携帯の方にもなんとなく非通知で電話してみた。

するとこんな時間にも関わらず呼び出し音がなった。

いつも家に帰宅すると真っ先に仕事の携帯の電源を切っていた。

以前にその行動が気になった時に、その理由を聞いてみた事があった。

「だって、こんだけ働かされて、家でまで仕事の話とか耐えられないよ!基本的には仕事終わったら即効で電源切るよ。オンとオフは大事だしな」

そう考えている夫は仕事帰りに私と飲む時なども、仕事の携帯の電源は切っていた。

それを知っていたので、この日も2時を過ぎてるにも関わらず仕事の携帯の呼び出し音が鳴った瞬間に、まだ仕事してるんだって安心できた。

しかし、電話に出た声を聞いて急に不安になった。

「あ!押しちゃった」

女性の声だった。

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