夫からのクリスマスプレゼント④

やたらとメールが入りうるさかったので電源を切ろうと思って携帯を手にした。

今まで夫の携帯なんて見た事もないし、見ようとも思った事なかったがこの時は違った。

後ろめたさもあったが、メールを開くと出会い系サイトからのメールが大量にあった。

迷惑メールなんてメール拒否すればいいのにと思いながら、送信ボックスを見てみると出会い系関連のメールになんと返信していた。

メールを開いて見ると「僕は24歳の独身です。よかったら一度食事でもどうですか?」というようなメールを何度か送信していた。

どうやら夫は出会い系のサイトに登録しているようだった。

パソコンでそのサイトを調べてみると、パソコンからも無料登録して利用できるものだった。

夫は何のために出会い系などに登録してるか疑問に思ったが、同時にこの前の女の声の一件を思い出してしまった。

もしかすると夫はこの出会い系サイトを利用して浮気でもしてるんじゃないかと不安になった。

そう思いながらも一度冷静になるために買い物に出かけた。

この日有休をとった理由には、プレゼントを買いに行く為でもあった。

私達は付き合っている時からクリスマスにはプレゼント交換をしていた。

結婚してから初めてのクリスマスが来週に迫り、その為に有休をとり私は夫へのプレゼントを買いに出かけた。

何がいいかと色々と悩んだけれど、そろそろ仕事で使っている夫のバックがボロボロで変え時だったのでバックと手袋にした。

出会い系サイトの事は気になっていたが、結局夫には聞けないままになっていた。

そしてクリスマスは仕事で何時に帰宅できるか分からないという夫に合わせ、私達はイブの24日の日に二人のクリスマス会を開く事にした。

クリスマスイブの日、私達は例年通りプレゼント交換をした。

私からのプレゼントを夫は気に入ってくれて、喜んでくれた。

夫もちゃんと私へのプレゼントを用意してくれていた。

中を開けるとそこには可愛らしいパンプスが入っていたが、実は予想はついていた。

実は毎年夫からのクリスマスプレゼントはパンプスって決まっていて、3年前付き合い始めて初めてのクリスマスに決めた事だった。

当時、私は社会人一年目でもあって、まだ大したお給料も貰えず靴や洋服を買うにしても安い物を選んでいた。

本当は好きなブランドもあったしそれなりの物が欲しいというのは夫も知っていた。

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