私は副社長のおもちゃ 第1話

昨晩も遅くに副社長からメールがあった。
「明日も朝6時に会議室で待っている」
約束の時間通りに会議室に行く。
既に彼は待っていた。
会議室に入るなり、彼はまず鍵をしめて、
ガチャガチャとドアノブを回し、確実に鍵がかかっていることを確かめる。

ブラインドもご丁寧にしっかりと全て下ろされていて、
外から中の様子はまったく見えない。

会社のB棟1階にある第6会議室、それが私たちの密会場所。
この会議室は一番奥にある為、移動距離が長い。
最も利用頻度が少なく、人目につきにくい。

「顔が赤いけど昨日もまた飲んでたの?家に帰らず会社で寝たの?」
「いつも通りだよ」
「奥さんに離婚されるのも時間の問題ね」
「どうかな?」
簡単な会話を済ませると、私をソファーに倒して愛撫開始。
さすがに全裸になっているところに入ってこられると言い訳のしようがない為、
お互い服は脱がないというのが決め事だった。
ただし、ブラは更衣室で外してくること、それが彼からのリクエストだった。
彼が私のカラダを存分に愉しんだ後、後ろから責めて発射するまで合計20分。
それ以上を超えると、さすがにリスクが高くなる為やめておいた。
「はい、今日もちゃんと付けてね!」
「たまにはゴム無しで・・・」
「だぁーめ!それは約束ですよ。私が婚約してるの知ってますよね。子供できたらさすがにマズイでしょ?」
「うーむ・・・」
「デキちゃったら私をもらってくれるんですか?」
「いや、、、」
「無理ですよね?じゃあ今度もっと薄いのないかドラッグストアでみておきますから。」
「わ、わかったよ」
彼に一度ゴム無しでさせたらすっかりその気持ちよさにのめり込んで、
それ以降、ゴムを付けたがらないのが少しめんどくさい。
婚約者である先輩にだって未だにゴム無しでなんかさせたことはなかった。

もともと私と副社長は採用面接で会った以降、
入社してからも顔を合わせることもなく、こんな人いたっけ?というくらいの存在だった。
それが今では私のセフレとは・・・というより副社長のおもちゃ扱い。

当時の私は大学4年になり就職活動中、
私は既に何社か落ちてて、もうどこでもいいから当たって砕けろ状態。
そして、10社目に受けたのが今の会社だった。
何だかとてもリラックスできて、
それがよかったのか初めて最終面接まで進めた。

最終面接はこの会社の社長の息子で、副社長が面接官だった。
今思えばこれが副社長と初めての顔合わせ。

副社長との面接はあっさりしてて、
一通り志望動機や基本的な質問が終わると、私が大好きなサッカーの話題で盛り上がった。
どうやら副社長もサッカー観戦が趣味らしく、その話ばかりして面接は終わった。

こんな感じの面接は初めてだったけど、見事に内定をいただきそのまま入社。

入社して配属された先は広報だった。
職場の環境はよく楽しく仕事もできてあっという間に夏休みの長期休暇に。
夏休みもあっという間にあと二日となり、その夜に都内に戻った。
それまでしょっちゅう行ってたサッカー観戦も社会人になってからはなかなか行けず、
せっかくの夏休みだし、久しぶりに試合を見に行く事に。

一緒に行った相手は同じ会社の3つ上の男の先輩。
私の教育係をしてくれた先輩とは普段から仕事帰りに飲みに行くくらいの仲になり、
先輩は私を妹のように可愛がってくれたし、特別な関係もなくこの日もサッカー観戦に私が誘った。
「お前夏休みまで俺と一緒でいいのか?」
「誰もいないからです」
「仕方なく俺?」
「まあ、そうなりますね」
「お前少しは俺に気を使え」

先輩と一緒にいても気を使わずに済んだし、楽しい時間を過ごせる関係だった。

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