私は副社長のおもちゃ 第18話

久しぶりに出勤すると、副社長に呼ばれた。
「まずいぞ」
「キスマーク。ばれたよ」
「私に意地悪したりからかうからですよ」
「そうじゃなくて、最初スナックのお姉ちゃんに付けられたって誤魔化したんだけど・・・」
「でどうしたんですか?」
「うちの奥さんそういうのするどくてさ、バーベキューの日だってバレちゃって」
「否定したんですか」
「勿論したけど、しかも相手が君だって責められて」
「は?でどうしたんですか?」
「だからちゃんと否定したけど、妻は君だってきかない。その証拠に俺の肩に君の髪の毛が付いてたってさ」
「それ本当ですか?」
「わからない。でもあの日女性でロングヘアーは君だけだったって」
「やばいじゃないですか?副社長のせいですからね」
「とりあえずは認めないけど、君にも連絡がいくかもな」

何で私に来るのよ。
夫婦の問題は夫婦で解決してよ。
どうしよ電話がきたら。
とりあえずは否定するしかないでしょ。
あ~もう最悪だ。

それから少し会うのを辞めた。

冬休みになると、岸先輩が帰ってきた。
安心感に包まれた。
「浩美。俺4月には本社に移動になるから」
「ほんと?」
「たぶん大丈夫だよ」
「それと気になっている事が」
「なになに?」
「実は夏のバーベキューの後に副社長の奥さんから電話があった」
「え?」
「浩美、何か思い当たるふしがあるのか?」
「別に・・・」
「浩美と副社長がデキてるってさ」
「あり得ないじゃん」
「だろ。俺もそれはないって否定しといたけど、相当怪しんでたから気になってたんだ」
「ないない」
「信じていいんだよな」
「もちろんです」

あの時私に連絡が来ない代わりに、
先輩のとこに電話するとは。
きっとまだ疑われてるかも。
でもあれ以来副社長とも会ってないし。
それでもあの奥さんにはもう会えないや。
深夜にメール。
「明日の朝6時会議室で待ってるよ」

うわ。久しぶりにキタ。
本当ずるいんだから副社長は。
自分の都合ばかりだし。
そろそろ奥さんの監視が緩くなったのかも。

「久しぶり。ブラ外すのは忘れてないよな」
「わかってます」
「岸、4月に戻ってきそうだな」
「そうみたいですね」

いつも通りの手順で鍵を閉めて、ブラインドを下ろす。
私を机の上に倒すと、いつもより少し強引に。
「今日は俺の方が君を求めているみたい」
「私達、いつまで続くんでしょうか」
「・・・」

「今日も濡れ濡れだ」
久しぶりのこの快感。
やめられないよこの関係。

「・・・いいか?」
「うん」

後ろから責めてくる。

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