私は副社長のおもちゃ 第21話

「相変わらず隙だらけだな」
ベッドに押し倒されると背中に何かが当たった。

何いまの?

副社長はいつもより激しく責めた。
「もう駄目です」
副社長は最後は必ず後ろから責めてくる。
ベッドに四つん這いになった時、
携帯・・・
先輩の携帯だ。
忘れてるじゃん。
取りに来たらどうしよう。
まずいよ。

「たまには違うとこもいいだろ」
「早く・・・お願いします」
「何?俺もう駄目だ」

早く帰ってもらわなくちゃ。
どうしよ今来たら。
私が持っていけばいいの。
終電間に合わないし、
そうだ、先輩の家は自宅の電話があるじゃん。

「どうしたの?」
「少し黙っててくれますか?」
「なんで?」
「岸先輩が携帯忘れていったんで、自宅に電話するんで」
「どうしよっかな」
「お願いします」
「じゃあ、泊めて」
「何言ってるんですか。無理ですよ」
「じゃあ生でさせて」
「それも無理です」
「なら静かにしない」
「お願いしますから」
「じゃあ泊めて」
「わかりましたよ」

携帯明日でいいって言ってたし、
ひとまずこれで大丈夫かな。
いや、この人が泊まるんだった。
帰ればいいのに。
オッケーしちゃったし、もう無理か。

げっ、もう6時半。
支度しなくちゃ。
そうだ副社長も起こさなくちゃ。
駄目だ全然起きないし。
もういいやこの人。先に支度しよ。
とりあえずシャワー。

なんか今扉の音がしたような。
ガチャガチャ。

誰?

どこよバスタオル。

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